CC-Link通信 QJ61BT11N⇔FA-A8NC E-KIT

PREFACE

CC-Link通信編
今回は、マスタ・ローカルユニット
QJ61BT11Nと
ローカルデバイス(インバータ)
FA-A8NC(FR-E820-0.1K-1)
PLC⇔インバータ間で
通信を行います。

DOCUMENT

構成は
単純に1対1
最初にマスターユニットを設定

設定
マスターユニット
QJ61BT11N
局番設定(STATION No.)
0局なので
×10 "0"
×1    "0"
伝送速度/モード設定スイッチ
(MODE)
"4"
伝送速度 10Mbps
モード オンライン
ケーブル長 約20cm

SETTING 1 FR-A8NC

12項目のパラメータの設定
特に注意した項目
※Pr.79  ”1” PU運転モード固定
※Pr.77      "2"     全ての運転モードで運転状態
                                    にかかわらず書込み可能
※Pr.340   "1"     ネットワーク運転モード
※Pr.551   "3"      PU運転モード時
       USBコネクタ指令権
※Pr.541   "1"      周波数指令符号選択
       (CC-Link)

大事な項目
Pr.542 ”1” 通信局番(CC-Link) 
必ず、局番を設定 
今回は ”1” 選択割付

Pr.543 ”4” ボーレート選択(CC-Link)
伝送速度 10Mbps

Pr.544 ”18” CC-Link拡張設定
※CC-Link Ver.2を使用しているので
 8倍設定で1局占有

この項目を注意して設定!!

参考に
ユーザーズマニュアル 800series
三菱電機汎用インバータ
内蔵オプション
FR-A8NC Eキット
取扱説明書 CC-Link通信機能

FOR REFERENCE FR-A8NC

パラメータ其の1

FR Configurator2
ソフトウェアを
使用してパラメータ設定
確認ができます。

パラメータ其の2

パラメータ其の3

SETTING 1 QJ61BT11N

QJ61BT11Nを設定

先頭I/O No. ”0000”
種別    ”マスタ局”
モード設定 ”リモートネット-Ver.2モード”
リモート入力(RX) ”X1000”
リモート出力(RY)     ”Y1000”
リモートレジスタ(Rwr) ”W0”
リモートレジスタ(Rww)   ”W100”

SETTING 2 QJ61BT11N

CC-Link構成設定

ユニット一覧から
CC-Link機器(三菱電機)から
インバータ
E-820を選択
型名 ”FR-E800”
リモートデバイス局
バージョン ”Ver.2”
占有局数  ”1局占有”
拡張サイクリック設定 ”8倍設定”
リモート局点数 ”128点”
予約局/エラー無効局 ”設定なし”

FOR REFERENCE QJ61BT11N

デバイス割付確認
※ドッキングウィンドからデバイスの確認ができます。
この項目を参考にデバイス割付・プログラムを作成していきます。

STTING 3 QJ61BT11N

リモート入出力の割付

今回は
入力(8点)
X1002 端子RUN機能
X1004 端子OL機能
X1007 端子ABC機能
X100C モニタ中
X100D 周波数設定トルク指令(RAM)
X100E 周波数設定トルク指令(EEPROM)
X101A エラー状態フラグ
X101B リモートReady

出力(4点)
Y1000 正転指令
Y1001 逆転指令
Y1003 端子RM機能
Y1004 端子RL機能

入力8点/出力4点 を使用

STTING 3A QJ61BT11N

リモートワード割付

今回は
Rwr(3点)
W0 第1モニタ値(出力電流モニタ)
W1 第2モニタ値(出力電圧モニタ)
W4 第3モニタ値(周波数Hzモニタ)

Rww(7点)
W100 モニタコード1 (レジスタコードH302)
※第1モニタ(出力電流)・第2モニタ(出力電圧)
     モニタコード H0302⇒H302

W101 設定周波数/トルク指令(周波数設定Hz)
W104 モニタコード3(レジスタコードH1)

W112 命令コード
    &リンクパラメータ
                     (レジスタコードH87)
W113 書込みデータ4(Pr.7加速時間)

W114 命令コード
    &リンクパラメータ
                    (レジスタコードH88)
W115 書込みデータ5(Pr.8減速時間)

読込み3点/書込み7点を使用

FOR REFERENCE LADDER1

FOR REFERENCE LADDER2

FOR REFERENCE LADDER3

最後に

参考に
仮にモニター回路を作成して
状況を確認

CC-Link の通信状態を確認
エラー等/不具合等
状況を確認

SUMMARY

まとめ

E800シリーズインバータ
は、E700シリーズのパラメータの互換があり
そのまま流用できました。
あとレジスタコードが分かれば・・・
細かな設定項目が有るので・・・
面白いのでは・・・
CC-Link 設定は簡単にできるので・・・
(パラメータの設定のみ)

レジスタコードは
取っ掛かりが難しいですが・・・
難しいマニュアルを理解して・・・
とにかく何回か読んで理解して
勉強すれば・・・

拡張機能豊富で、使いこなせればバリエーション
が拡がります!!

最後までご覧頂きありがとうございます。

※参考にしたマニュアル
三菱電機汎用インバータ
700series
取扱説明書(応用編)

三菱電機汎用インバータ
700series
内蔵オプション
FR-A7NC Eキット
取扱説明書
CC-Link 通信機能

Qシリーズ
CC-Linkシステムマスターローカルユニットユーザーズマニュアル
QJ61BT11N




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