SLMP通信 MCプロトコル交信(ソケット通信)

PREFACE

汎用ノートPCとPLC

SLMP通信
SLMPとは
三菱電機PLC製TCP/IP
通信プロトコル名称です。

今回は、TCP/IPプロトコルを使用して
汎用ノートPCと汎用PLCを
ネットワーク経由で・・・
PLC内部データを
リアルタイムに見る事ができるか・・・
検証しました。

DOCUMENT

構成は
単純に1対1
上位 汎用ノートPC
IPアドレス 192.168.1.48
下位 PLC(FX5UC)
IPアドレス 192.168.1.49
PLCに内蔵標準LAN装備

PC側ツール 
TCP/IPのテストツール
(フリーソフト)
を使用して・・・
PLCと通信(交信)

課題として・・・
ビットデータ書込み
ビットデータ読込み
ワードデータ書込み
ワードデータ読込み

SETTING 1 FX5UC

IPアドレス                                 192.168.1.49
サブネットマスク                  255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ 192.168.1.1
交信データコード                 ASCⅡ(X.Y 16進)
交信データコードをここを忘れずに!!

次に
相手機器接続構成設定<詳細設定>をクリック

ユニット一覧から
SLMP接続機器をドローイング
プロトコル
TCPを選択
ポート番号
5010に設定
以上で設定を反映して閉じるを押して
設定が完了

ちなみに汎用ノートPC
IPアドレス 192.168.1.48

SETTING 1 PC

フリーソフトを使用して
PCとPLCで交信の構文を作成してきます。

伝文フォーマット
サブヘッダ 5000
ネットワーク番号 00
要求先局番 FF
要求先ユニット番号I/O番号 03FF
要求先マルチドロップ局番 00

5個は1回設定してしまえば、略・・・
設定を変更はしないと思います・・・

次は一番重要な制御要求
伝文フォーマット
要求データ長 0018(24バイト)~001C(28バイト)
※ここは、用途によって数値(バイト)を都度変更設定

監視タイマー 0000

コマンド 1401(一括書込み)or0401(一括読込み)
※ここは、制御用途によって都度設定

サブコマンド 0000H~etc.
※ここは、制御用途によって都度設定

デバイス X,Y,M,B,T,D,W,~etc.
※ここは、制御用途によって都度設定
※デバイスにアスタリスク*を付けます。

先頭デバイス番号 000000~etc.
デバイス点数   0000~etc.

※書込みの場合
指定デバイス   0000~etc.
以上の6~7個は、用途により都度変更・・・

設定でつまずいたのは、要求データ長
バイトの計算でした。
監視タイマーから指定デバイス
もしくは
監視タイマーからデバイス点数

計算方法
監視タイマー 4バイト
コマンド   4バイト
サブコマンド 4バイト
デバイスコード 2バイト
先頭デバイス番号 6バイト
デバイス点数 4バイト
書込みの場合
指定デバイス 4バイト
合計   28バイト
Hex 1c

ちなみに
読込みの場合 
合計   24バイト
Hex      18

10進数を16進数に変換!!
を忘れずに!!

あとは、フリーソフトに書込みテキストを送信すればOKでした。

WRITING INSTRUCTION

参照
FX5ユーザーズマニュアル(SLMP通信編)
FX5ユーザーズマニュアル(MCプロトコル編)
FX5ユーザーズマニュアル(通信編)
FX5ユーザーズマニュアル(Ethernet通信編)

DEMONSTRATION

SLMP通信 テストツールから
テストツールとハード面を確認

WRITING INSTRUCTION

便利なツールが有るものなんですね・・・
スクリプト言語プログラムを
使用しなくても・・・・
ツールを利用すれば、簡単なデバック・・
テストが行えます!!

SUMMARY

今回は
最近のIoT {Internet of Things(インターネット オブ シングス)}

に沿っているかわかりませんが・・・
ソケット通信をして
汎用PCをネットワーク経由で
PLCのデータをリアルタイムに
見る・・・
事ができました。
後は、精度をあげて・・・

プログラミング言語・・
例 Python スクリプト言語
を利用すれば・・・
世界観が拡がるのでは・・・

アプリケーションソフト
を製作するのも面白いのでは・・・

雑な説明でしたが・・・
最後までお読みいただきありがとうございました。

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