CC-Link通信 FX5-CCL-MS⇔ IAI製 PCON (1軸アクチュエーター)

PREFACE

FX5-CCL-MS⇔PCON  PLC⇔コントローラ間CC-Link通信

CC-Link通信
今回は、マスタ・ローカルユニット
FX5-CCL-MSと
ローカルデバイス
(アクチュエーターコントローラ)
PCON-C-28IP-CC-0-0
PLC⇔コントローラ間で
通信を行います。

DOCUMENT

構成は
単純に1対1
最初にマスターユニットを設定

設定
マスターユニット
FX5-CCL-MS
バージョン
Ver.1

局番設定(STATION No.)
0局固定

伝送速度 10Mbps
ケーブル長 約30cm

リモート局占有 4局占有
128点

SETTING 1 PCON-C

パラメータの設定
特に注意した項目
No.84 フィールドバス動作モード   設定値 3:フル直値モード
No.85 フィールドバスノードアドレス 設定値 1
No.86 フィールド通信速度      設定値 1
No.87 ネットワークタイプ      設定値 1:CC-Link

IAI Toolbox IA-OS内ソフトウェアでパラメーター設定

参考に
CC-Link 取扱説明書
ポジショナータイプコントローラー編

SETTING 1 FX5-CCL-MS

FX5-CCL-MSを設定
リンク特殊リレー(SB) ”SB0~SB07F"
点数         ”128点”           リンク特殊レジスタ(SW) ”SW0~SW07F”
点数          ”128点”

リモート入力(RX) ”X100~X277”
点数       ”128点” 
リモート出力(RY)     ”Y100~Y277”
点数       ”128点”             リモートレジスタ(Rwr) 
”W00~W01F”
点数 ”32点”
リモートレジスタ(Rww) 
 ”W100~W011F”
点数 ”32点”

SETTING 2 FX5-CCL-MS

CC-Link構成設定

ユニット一覧から
CC-Link機器(株式会社アイエイアイ)から
RCコントローラ
”RCコントローラ”を選択
リモートデバイス局
バージョン ”Ver.1”
占有局数  ”4局占有”
拡張サイクリック設定 ”1倍設定”
リモート局点数 ”128点”
予約局/エラー無効局 ”設定なし”

FOR REFERENCE FX5-CCL-MS

デバイス割付確認
※ドッキングウィンドからデバイスの確認ができます。
この項目を参考にデバイス割付・プログラムを作成していきます。

SETTING 3 FX5-CCL-MS

リモート入出力の割付

今回は
出力(18点)
W100 目標位置
W102 位置決め幅
W104 速度
W106 ゾーン境界値+
W108 ゾーン境界値ー
W10A 加速度
W10B 減速度
W10C 押付け電流制限値
W10D 負荷電流闘値
W10F.0 DSTR    位置決め指令
W10F.1 HOME 原点復帰
W10F.2 STP    一時停止
W10F.3 RES    リセット
W10F.4 SON  サーボON指令

※リモート入力(RX)
RX7B リモートReady

リモート入出力の割付

今回は
入力(23点)
W0 現在位置
W2 指令電流
W4 現在速度
W6 アラームコード
W0A 通算移動回数
W0C 通算走行距離
W0F.0 PEND 位置決め完了信号
W0F.1 HEND 原点復帰完了
W0F.2 MOVE 移動中信号
W0F.3 ALM  アラーム
W0F.4 SV   運転準備完了
W0F.5 PSFL  押付け空振り
W0F.7 ALML     軽故障ステータス
W0F.8 RMDS    運転モード状態
W0F.12   ZONE1 ゾーン1
W0F.13   ZONE2      ゾーン2
W0F.14   PWR  コントローラー準備完了
W0F.15   EMGS       非常停止

SETTING 4 FX5-CCL-MS

マニュアルの中で注目(注意)して見渡して
動作環境はタイミングチャートを重視
そのうち、不具合等の原因を洗い出すには、しっかり注釈を理解して
動作をイメージしながらプログラムを書き始めました。
後は、怪しい・・・箇所再度、見直して、デバックを繰り返しました。

FOR REFERENCE LADDER 1

プログラムモニター/コントローラーから1軸アクチュエーターの状態モニタ

FOR REFERENCE LADDER 2

最後に
CC-Linkの通信状態を確認

DEMONSTRATION

簡単なスライダーの動作
1.原点位置(ー)側から(+)側へ 位置を変えながら移動
2.(+)側から原点位置(ー)側へ 位置を変えながら移動
3. 1と2の動作を繰返し 単純な動作

SUMMARY

FX5Uシリーズユニットから
CC-Link通信を取り上げました。

IAI製 アクチュエーターを主題に・・・

今回、重点は・・・
IAIコントローラのマニュアルを
理解し・・・
不具合を未然に防ぐ為に・・・
注釈を何回も読み直しました。

無事に、簡単な初歩的な動作確認ができました。
まだ、1軸ですが、
これが、数か増えても、基本・基礎動作を
理解すれば、複雑な動作も制御も可能です。

今回の課題
GX-Works3
インラインST語
ダブルワードの書き方

今回はシングルワード・ダブルワードの選択
ができるので、GX-Works2より便利と感じました。

インラインST語
を使う利点として、複雑な命令用語が単純化
視覚的に見やすい気がします。
複雑な演算等に効果があるのでは・・・


最後までお読みいただきありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です