Modbus通信 QJ71C24N-R4⇔富士電機製FRN0.1C1S-2J

PREFACE

QJ71C24N-R4とFRN0.1CS-2J

Modbus通信
今回は、三菱電機PLC
QJ71C24N-R4と
富士電機インバータ
(FRENIC MiNIシリーズ)
FRN0.1C1S-2J(2015年12月生産中止品)を
使用して通信説明をしていきます。

COMPOSITION

機器構成として
PLC   Q03UDEV
    QJ71C24N-R4
HMI      GT2103-PMBD
INV        FRN0.1C1S-2J

機器構成は以上です。

後は、QJ71C24N-R4と
FRN0.1C1S-2J間を
通信ケーブル
(RJ45コネクター付き通信ケーブル)
で通信させます。

SETTING 1 FRN0.1C1S-2J

FRN0.1C1S-2J
通信パラメータ設定
重要設定 11個
y01 ステーションアドレス  1 インバータ局番
y02 エラー発生時の動作選択 0
y03 タイマ動作選択     2
y04 伝送速度        3 19200bps
y05 キャラクタ長選択    0 8ビット
y06 パリティビット選択   1 偶数パリティ
y07     ストップビット選択       1      1ビット
y08 通信断検出時間     0
y10 プロトコル選択     0 Modbus RTUプロトコル
y99 支援用リンク機能    0 
H30    リンク機能       3

WRITING INSTRUCTION

参照
RS-485通信ユーザーズマニュアル
(FRENIC-MiNi Series)
ユーザーズマニュアル
(FRENIC-MiNi (C2)Series)

SETTING 1 QJ71C24N-R4

PLC(QJ71C24N-R4)
パラメータ設定
動作設定           独立
データビット          8
パリティビット     あり
奇数/偶数パリティ  偶数
ストップビット             1
サムチェックコード   なし
RUN中書込み                  許可
設定変更            許可
通信速度設定                   19200bps
交信プロトコル設定   通信プロトコル

SETTING 2 QJ71C24N-R4

4個のプロトコル設定
指令データ
1 レジスタ番号 書込み
06 WR Single Register
S05⇒H705 周波数指令
2 レジスタ番号 書込み
06 WR Single Register
S06⇒H706 運転操作指令
3 レジスタ番号 読込み
03 RD Holding Registers
M09⇒H809 出力周波数
M09~M15まで7個複数読込み
使用レジスタ
M09⇒H809 出力周波数
M11⇒H80B 出力電流
M12⇒H80C 出力電圧
M14⇒H80F 運転状態
M15⇒H80E 汎用出力端子情報

4 レジスタ番号 書込み
06 WR Multi Register
S08⇒H708 加速時間
S09⇒H709 減速時間

WRITING INSTRUCTION

参照
RS-485通信ユーザーズマニュアル
(FRENIC-MiNi Series)
ユーザーズマニュアル
(FRENIC-MiNi (C2)Series)

SETTING 3 QJ71C24N-R4

プロトコルを設定するには・・・
設定例・・・

通信プロトコルを選択
メーカー   シュナイダーエレクトリック
形式     MODBUS
プロトコル名 06 WR Single Register    

設定例
送信パケット
プロトコル番号1
変換なし変数 Slave Address        D100(インバータ局番)
変換なし変数 Register Address D101-D101(レジスタアドレス H20 周波数指令)
変換なし変数 Register Value       D102-D102(設定周波数書込み)

設定例
受信パケット NOR/06WR Single Register
プロトコル番号1
パケット番号1
変換なし変数 Slave Address        D100(インバータ局番)
変換なし変数 Register Address D101-D101(レジスタアドレス H20 周波数指令)
変換なし変数 Register Value       D110-D110

設定例
受信パケット ERR/06WR Single Register
プロトコル番号1
パケット番号2
変換なし変数 Slave Address        D100(インバータ局番)
変換なし変数 Exception Code    D900-D900

以上の3項目を設定を行います。
※今回はプロトコルが4個あるので、各プロトコルを同じよう設定していきます。

FOR REFERENCE LADDER

プログラム及び回線トレース

使用命令
専用命令 GP.CPRTCL
プロトコルを実行していきます。

参照
Q対応シリアルコミュニケーション
ユニットユーザーズマニュアル
(基本編)

WRITING INSTRUCTION

参照
Q対応シリアルコミュニケーション
ユニットユーザーズマニュアル
(基本編)

DEMONSTRATION

動作確認

周波数書込み
加速時間/減速時間書込み
周波数読込み/出力電圧読込み
※出力電流はインバータに負荷を未接続の為
 使用していません。
 数値が出力していますが・・・
 4項目を確認しました。

SUMMARY

2回連続で・・・
Modbus通信を取上げました。

シリアルコミュニケーションユニットを使用して
富士電機製FRN0.1C1S-2Jインバータに
通信だけで、
制御信号送信/受信を行いました。

CC-Link通信と違い、設定の仕方が違いますが・・・
各機器の状態把握及び制御が可能です。

各メーカ様がModbus通信のレジスタデバイスを
取扱説明書に掲載されています。

雑な説明でしたが・・・
最後までお読みいただきありがとうございました。

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